製品
製品
Barco Pulseは

Barco Pulseは

Barcoの新しいプロジェクター製品の共通プラットフォームです。このプラットフォームは、ビデオ信号処理や電気的な制御を担う重要な部分であり、

  • 高品質な映像プロジェクションの要です。
  • 信号処理は、どのプロジェクター製品群でも統一されており、
  • 必要な新機能を後から付加していくことで、将来に渡ってアップグレードし続けることができるという大きな特長を備えています。

Barco Pulseを使用して4K UHDプロジェクションを実現するには

™「Barco Pulseエレクトロニクス」は独自のシングルステップ処理(SSP)テクノロジーです。WQXGAプロジェクターでもネイティブ4K入力および4K出力(4096 x 2160、3840 x 2400または3840 x 2160)に対応できるように、ピクセルシフト処理を実行するビデオプロセッサーで、独自の信号処理プロセスによって1ステップで完結され、遅延がなく画像破綻もありません。また演算アルゴリズムもBarco独自のものを採用し、競合他社製品に搭載されるビデオプロセッサーよりも高速で処理されます。プロジェクターに余分な遅延を加えることがないため、より鮮明な映像を投影することができます。

「ワーピング」と「ブレンディング」

 

「Barco Pulseエレクトロニクス」を搭載した製品は、プロジェクターの持つソフトウェア・プロセシングの過程で「ワーピング処理」と「ブレンディング処理」も同時に演算処理します。Barco Pulseのワーピング処理とブレンディング処理は、以下の2つの方法で制御することができます。 (1)プロジェクターUIからの直接制御する方法:ワーピングもブレンディングもBarco Pulseに統合されていますので、通常のプロジェクターのユーザーインターフェース(UI)から直接設定することができます。プロジェクターUIの設定メニューや制御パネルを使用して、ワーピングとブレンディングのパラメーターを調整し、投影する映像を調整します。 (2)Barco Pulseコマンドプロトコル (JSON-RPC) を使用する方法:Barco Pulseは、JSON-RPC(JavaScript Object Notation Remote Procedure Call)と呼ばれるプロトコルに準拠しており、外部からのコントロールも可能です。Barco Pulseのコマンド・プロトコルを使用すると、独自の制御シーケンスを組んだり、サードパーティ製アプリケーションを介したワーピングやブレンディングを実行できるようになります。またJSON-RPCを介したプログラミングやスクリプトを使用することで、特別な設定を行うことも可能です。現場で実際の投影環境に応じて、操作しやすく効果的なワーピングやブレンディングの制御が可能になります。ワーピングとブレンディングをプロジェクターのジオメトリ補正に使用するメリットのひとつとして、画像生成プロセッサー(Image Generator=IG)での処理負担を軽減できることがあります。 (1)IGの処理能力の解放:通常であればIGは「コンテンツ生成」や「複雑なグラフィックス処理」に使われています。プロジェクターがワーピングおよびブレンディングを内蔵していれば、プロジェクター自体がコンテンツのジオメトリ補正を担いますので、IGはその処理から解放されます。その分、IGは演算能力の多くを本来の用途に割り当てられますので、高度な画像生成やリアルタイムグラフィックス処理にリソースを割り当てることができます。 (2)効率的なシステム運用:プロジェクター自体がワーピングとブレンディングを処理することで、システム全体として見た場合の「効率性」が向上します。IGの性能が向上し、システム全体が、より複雑なコンテンツ処理を実行できるようになります。 (3)シンプルな設定と操作:プロジェクター自体にワーピングやブレンディング処理が内蔵されているため、使い慣れたUI画面と設定メニューで動作させることができます。設定がシンプルで直感的に操作できるため、ユーザーは容易にプロジェクターを配置し、投影面の補正を実行することができます。プロジェクションシステム全体の使いやすさに大きく寄与してくれます。™Barco独自のSSP(Single Step Processing)技術により、画像処理がワンステップで完結されるため、プロジェクターでジオメトリ補正が行われたとしても、システム全体として見た場合の信号遅延は極限まで低減されています。

高帯域幅を活かした信号伝送

Barco Pulseにより、プロジェクターの帯域幅が増加し、最大で「4K / 60Hz」または「WQXGA / 120Hz」までの入力信号を受け取ることができます。これにより以下のメリットが生まれます。 (1)高解像度のサポート:Barco Pulseは高い帯域幅を提供し、4K解像度や高いリフレッシュレートの映像ソースであってもプロジェクターが入力を受け付けてくれます。高解像度やハイフレームレートの映像は、細部までクリアな映像投影を可能にしてくれます。 (2)滑らかな映像表示:「WQXGA / 120Hz」までの高リフレッシュレートの入力信号に対応することで、映像を滑らかに表示してくれます。動きのあるシーンに最適です。 (3)画質の向上:Barco Pulseにより、モーションアーティファクトがない高品質な映像が実現されます。鮮明な画像で色彩表現も向上し、映像視聴体験も向上します。 (4)データ転送の迅速性:Barco Pulseが提供する高い帯域幅が、大容量データでも迅速に伝送してくれます。遅延のないリアルタイムでの映像伝送と大容量データのリアルタイム処理を実行してくれます。 (5)アーチファクトの低減:帯域幅の向上は、画像アーティファクトの低減にも寄与します。Barco Pulseにより、プロジェクターは先進的な映像処理機能を活用できますので、高品質で没入感のある映像投影を実現してくれます。Barco Pulseは、Display Port 1.2経由による「10ビット・カラー演算処理」をサポートしています。™Barco Pulseは「ダークタイム・インサーション」を使用することで、コンテンツ内を高速移動する物体が引き起こすスミア発生を低減する処理(SRP)も実現しています。そして何より重要なポイントとして、「Barco Pulseエレクトロニクス」をプラットフォームとする製品は、将来的にアップグレード可能な設計が施されている点があります。新製品の登場によって、映像システム全体が陳腐化してしまう事態を防ぎ、将来に渡って最新の状態へとアップグレードし続ける拡張性を有しています。いまソリューションに投資したとしても、「僅かな期間しか稼働していないのに旧式化してしまう」ということはありません。
プロジェクターは、USBをプロジェクター本体に挿入することで単体アップグレードさせる方法と、ネットワーク接続によってリモート・アップグレードする方法のどちらにも対応しています。 

新しいBarcoのプロジェクターは、全機種共通のユーザーインターフェイスを採用しています。

Barco Pulseによる直感的なユーザーインターフェースが、「迅速な設置」と「簡単なセットアップ」を可能にしてくれます。一度、UI画面内の各メニューと操作方法を習得してしまえば、ユーザーは異なるBarcoのプロジェクターであっても、簡単に操作できるようになります。

 

 

弊社のダウンロードセンターが新しくなりました。メディアの種類を問わず、すべての販促物、パンフレット、プレゼンテーション、ホワイトペーパー、マーケティング関連資料をダウンロードをすることができます。

メディアセンターを閲覧する

技術文書や製品サポートをご覧になりますか?

ドライバーソフトウェア、ファームウェア、マニュアル、図面、テクニカルドキュメントなどのダウンロードについては、当社の製品サポートページにて詳細をご案内させていただきます。

製品サポートに移動